ワクチン摂取が進みほんの少し観劇もしやすくなりましたが、まだまだ大変な時期が続いております。
観劇していて一番実感するのは、当パンが無いことですね。
ブログを書く身としては何かとありがたい存在だったのですが。。笑
さて、今回は普段からお世話になっているルーク・ヨウスケ・クロフォードさんが出演されるブロードウェイミュージカルを観劇してきました。
実は2.5次元以外のミュージカルって初めてなんですよね。
正しい楽しみ方もまだわかっていませんが、感想を綴っていきたいと思います。
作品の基本情報
Glory Days グローリー・デイズ
Music & Lyrics : NICK BLAEMIRE
Book : JAMES GARDINER
翻訳・訳詞 : 高橋亜子
演出 : 元吉庸泰
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あらすじ
学生時代の友人との数年ぶりの再会にはしゃぐ、ウィル、スキップ、アンディ、ジャックの4人。
ウィルが発表した「秘密の計画」を進めながら、それぞれの近況を報告しあう。そんなとき、ジャックのとある告白によって場の雰囲気が一変。ジャックの変化に戸惑う3人—。
仲間の変化を感じ、かつての「グローリー・デイズ」にはもう戻れないことを知った4人は、大人への道をどのように歩んでいくのだろうか。
公演日程・劇場
日程
2021年9月17日(金)~10月3日(日)
観劇日
2021年9月25日(土)
劇場
銀座 博品館劇場
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-11(博品館8F)
キャスト(敬称略)
矢田悠祐 | 日野真一郎
加藤 将 | ルーク・ヨウスケ・クロフォード
風間由次郎 | 石賀和輝
木戸邑弥 | エリック・フクサキ
スタッフ(敬称略)
Music & Lyrics : NICK BLAEMIRE
Book : JAMES GARDINER
翻訳・訳詞 : 高橋亜子
演出 : 元吉庸泰
美術 : 伊藤雅子
照明 : 杉田諒士
音響 : 松山 岳
衣裳 : ゴウダアツコ
ヘアメイク : 伊藤こず恵
稽古ピアノ : 中原裕章
映像 : 九頭竜ちあき | 新倉和幸
演出助手 : 荻原秋裕
舞台監督 : 仲里 良 | 出口勇作
舞台製作 : クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷吉之輔
宣伝 : 吉田プロモーション
宣伝美術 : 中野淳仁
宣伝写真 : 笹原清明
宣伝ヘアメイク : 大宝みゆき | 水口美穂
HP製作 : メテオデザイン
票券 : ぴあ
版権コーディネート : シアターライツ
制作 : 佐藤雄二
制作デスク : 渡辺 葵
主催 : シーエイティプロデュース | ぴあ | VAP
感想
今回の作品ですが、2008年1月に本場ブロードウェイで初演を迎え、2009年にの日本でも公演されていたものが、約10年ぶりに日本で再演となりました。
冒頭でもお話しした通り、2.5次元作品を除くと初めてのミュージカル観劇となります。
くだらないことが輝いて見えたあの日々
下のカースト同士で意気投合した仲間たちとのくだらないあの日々がすごく輝いて見えた、というのは少し自分にも重なる部分がありました。
カーストが低いとまでは行かずとも、決して「イケてるグループ」ではなかった私も、仲間同士で馬鹿なことをして日々を過ごしていました。
今思えば何の生産性もないあの日々が、いわゆる「青春」だったのだと思えます。
時は過ぎ、あの頃の仲間たちが大人になった今でも、たまに集まるとあの頃のノリが蘇ることも少なくありません。
物語後半で全員で歌うM9『グローリー・デイズ』ではその空気感を感じられ、くすぐったいような、どこかジンとさせるような、不思議な気持ちにさせられました。
この感覚は男女で感想が分かれそうな部分でもあると思います。
男子はわかると思うなぁ、この馬鹿な男の友情。
スキップという中立な存在
今回ルークさんが演じていたスキップという役は、常に中立の立場にいたのが印象的でした。
常に理性的に、「みんな違ってみんな良い」の考えを持つスキップ。
作中でウィルが「自分がみんなのまとめ役」という風に言っていましたが、成長した今、陰でみんなをまとめているのは実はスキップなんだろうなと感じました。
このスキップですが、ルークさんの人柄をそのまま表したような人物に見えました。
ルークさん本人と考え方や性格が近いが故に、「役」として演じるのは逆に難しい部分もあったのではないかと思います。
歌唱シーンではルークさんの高音が綺麗で耳に心地良かったです。
舞台美術について
今回、舞台の形状として、全体を白で統一してそこにプロジェクションマッピングで背景を映す形を取っていました。
終盤で背景が消え、真っ白な舞台の上で4人が話すシーンでは、左右上方から照明を当てることで、左右の壁に4人のシルエットが映し出されていました。
その影がどこか切なく、それまで一つにまとまっていた4人が少しずつ離れていくような物悲しさを感じるシーンです。
実際はわかりませんが、イメージとしてはブロードウェイではあまり取られない演出なのかなと思い、印象的でした。
最後に
このコロナ禍で稽古期間もあまり取れない中、ミュージカルを作り上げるのは本当に大変だったと思います。
その上、公演ごとに掛け合いの相手も変わるというなんとも難しい作り。
これを機に私もミュージカルというものをもっと観てみたいと思える作品でした。
年内に観劇する機会はどれくらいあるかなー。